3階建ての一戸建てで民泊を運営するにあたり、役所から設備要件の不備を指摘されたが、斉藤将巳先生は役所の指摘内容の誤りを見抜き、結果として不必要な設備投資を回避できたことに対するお客様からの感謝の声
令和6年4月以降、旅館業許可を取得するためには計画公開を行うことが必要となりました。
計画公開とは、要するに近隣住民にこれから旅館業を行うことを周知するということです。
問題はその周知方法で、20日以上、建物の外の通行人が見やすい位置に、決められたサイズの標識を設置して行うことになっています。
つまり、雨風等の悪天候に耐えうる標識を設置しなければならないのです。
これから建物を立てるという場合であれば、更地に柱を立ててそこに標識を設置するという方法もあり得ます。
しかし、私が今回ご依頼頂いた案件は、既に建築済みの物件で、なおかつ敷地内もアスファルト舗装がされていたため柱を立てることは出来ません。
建物の壁に標識を貼る方法も考えましたが、雨風に耐えることは難しく却下。
検討を重ねた結果、たどり着いた方法が写真のとおりになります。
風で飛ばないように砂を置き、雨で標識がぬれないようにビニールシートを掛け、かつ四つ角をガムテープを貼り雨の侵入を防いでいます。
この計画公開は令和6年7月下旬から8月中旬にかけて実施しました。
この期間、激しい雨と風に見舞われましたが、標識は耐えてくれました。
今回の計画公開は夏の時期でしたが、冬であれば大雪となるので更なる対策が必要になると感じました。